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たくさんの体験と経験で刺激を

2019-06-17
シーズクラス(0歳児) 担任の伊藤です。現在5歳と2歳の娘、0歳の息子がいます。
 
子ども達が生まれてから子育ての中で大切にしている事は、出来るだけ戸外での遊びを体験させてあげる事です。
晴れた日の休日は公園めぐりをしていました。お座りが出来るようになった頃から戸外に出て、四季の空気や自然物に触れられるように関わりました。
雨の日には近くにあるショッピングセンターのキッズコーナーにお邪魔して、まだハイハイしか出来なくとも家とは違った空間でハイハイを体験して視野を広がり、意欲や興味を増やすきっかけとなれば良いと思って戸外や公共の場に出るようにしています。
 
そのような普段とは違った空間で過ごす中で私が大事にしている思いは、
「大丈夫、出来る」と子どもの持っている力を信じて見守ったり、時に手助けしたりする事ではないかと思います。
公園等に行くと「これしたい、やってみたい」と様々な遊具に興味を伝えてくるものの、ちょっと不安であったり、怖さを感じたりして訴える事がありますが、「一緒にやってみようか」「ここに手を置いて、足を上げて」等どうやって遊んだらいいのか伝えながら、後半は見守ってあげると出来るようなり、「できた!」と一人で出来るようになったり、違った遊具にも挑戦してみようと思う気持ちが育まれているようです。
 
「やってみる」「自分で出来る」「見守ってくれているから大丈夫」等の心を育てる事を大切に体験する事に伴い、身体能力も経験が積み重なり育まれていくと感じています。
 
その中で、戸外遊びで得られる5つの効果を紹介します。

1.運動神経が高まる!

■外遊びの特徴

・地面のデコボコを体で感じてとらえ、転ばずに歩いたり走ったりする工夫が自然にできる

・斜面を登ったり降りたりすることで体幹の筋肉が鍛えられる

・外の空気や日光からの刺激を感じ、皮膚が強くなる

・四季折々、天気によっても異なる環境を感じとることができる

 

2.コミュニケーション能力がつく!

公共の公園やキッズコーナーを利用していると、いつの間にか他の子と一緒になって遊んでいるという事もしばしばあります。子どもに聴くと「一緒に遊ぼうって言ってくれた」と教えてくれました。コミュニケーション能力の高い子や同じ空間出遊ぶ事により、仲間の作り方や遊び方を自然に遊びながら子ども社会で学ぶ事が出来るチャンスともなっているようです。

様々な場面に遭遇し、乗り越えることが社会性の基礎となります。大人になるとなかなかできない行動もありますが、子どものうちからさまざまな経験を積んでいくことで、素直な心でコミュニケーションがとれるようになるようです。また、外遊びが好きでも、多くの友達と遊ぶことが苦手だという子もいるでしょう。そんな時は仲の良い友達がひとりしかいないときでも、なんとかその遊びに参加してみるように背中を押してあげるのも大切です。回数を重ねていくうちに、自然と大勢の中でも遊べるようになっていくでしょう。

 

3.自分の頭で考える姿勢がつく!

その日に何をして遊ぶかを決定するだけでもこれだけの要素があります。そのため、仲間との外遊びを毎日繰り返していると自分の頭で考え、創意工夫することも繰り返すことになります。こうした経験は社会人になってから、ビジネスの場でも大いに生きてきます。

4.発想力がつく!

屋外は場所によってさまざまな特徴があり、その遊び場に応じた楽しさがあります。子どもたちは、その場所でどんな風に遊んだら楽しいかを、こうした工夫を通して、発想力が磨かれます。

こうした発想力も、大人になってもさまざまな場面で役立つでしょう。そして、日頃の生活のなかでも、ママパパが思いつきもしなかった柔軟な考えで新しい提案をしてくれ、びっくりさせられる場面もあるでしょう。

 

4.夜の眠りがスムーズになる!

子育て中の家庭に嬉しいポイントですね。

外に出てのびのびと体を動かすと五感と体力をフルに使うので、心地よい疲れを感じます。そのため、夜にはスムーズに眠りにつくことができ、生活リズムも整います。小さな子ほど遊び足りずに体力が余っていると眠ることができず、夜のぐずりにもつながります。昼間の外遊びでスムーズに入眠できると、以下のようなメリットがあります。

 
■夜スムーズに眠るメリット
・元気に活動する助けになり、気分がよくなる
・発育や成長が順調になる
・記憶力が発揮できるのでいろんなことが身につきやすい
・食べすぎず太り過ぎを防止する
・免疫力を高めやすく風邪をひきにくい
 
きちんとした睡眠がとれると、日中の機嫌もよくなります。子どもの機嫌がいいとママのイライラも少なくなり、気持ちに余裕が持てるというメリットもあります。
 
「寝る子は育つ」とはよく言ったもので、体が育つだけでなく心の成長にも役立っているのです。しかし、もし遊び過ぎて興奮してしまい、眠れなくなってしまったら、以下のような方法を試してみましょう。
 
■興奮を鎮め、眠りやすくする方法
・部屋の灯りを暗くして子どもと一緒に横になる
・呼吸を子どもにあわせてしながら隣で寝たふりをする
・子どもの胸をてのひらでやさしくトントンとたたく
・足などの緊張して硬くなっている部分を軽くマッサージする
 
0歳でも様々な個所に力を入れて生活し疲れはあります、トントントントンと背中や肩甲骨のあたりをマッサージしてあげると睡眠についてくれます。早く寝かせたい、という焦りは子どもに伝わってしまうので、「そのまま自分も寝てしまってもいい」くらいの気持ちでいるほうが子どもはスムーズに眠ってくれやすいようです。
 
戸外には成長に嬉しい効果がいっぱいあります。山梨は幸いにも緑が多く自然の中にある公園もたくさんあり、夏には水遊びの行なえる施設もあります。公園でなくてもちょっとした広場やスペースがあれば、子どもは自分で遊びを見つけるものです。安全に配慮しながら、できるだけ外で遊べる環境を整えてあげましょう。
 
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