blog:子育ての秘訣
新型コロナウイルス感染対策保育について
4月に入り、新型コロナウイルスの拡大により、登園自粛要請という、いまだかつてない状況となりました。
国民―人ひとりの心がけで収束への希望も見えてきましたが、今も悲しい状況は続いています。
登園の自粛の要請もあり、ご協力くださった皆様におかれましても、働く保護者のための保育施設として一人残さず保育しています。
宮前保育園では、新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言を受け、4月24日(金)より5月8日(金)の期間、新型コロナウイルス感染対策保育を行いました。
小さな集団単位を形成し、その保育グループ以外の園児、利用児童、職員が接触しない体制づくりをし、保育を実施しました。
また、園内を3段階 の区域に区分し 、多数の人々が多くの接触をすることを避けるゾーニング ルールを設けました。
保育の準備を進め、異年齢との生活リズムが違う環境に職員はあらゆる方法で日々試行錯誤し、取り組んで参りました。
子ども達は不安にならないか、戸惑う事はないか、と迎えた当日。
驚いたことに子ども達はすんなりとその環境を受け入れ順応していきました。
幼児さんは通常保育のお友達の様子を気に掛ける姿もありましたが、新グループでの遊びを楽しみ、グループの仲間との関りを喜び合っていました。
乳児さんもグループ保育の担当職員との関り、触れ合いも喜び、気持ちも安定した生活が過ごせていました。
活動は戸外遊びが中心の日々。
毎日各グループでの接触を避ける為、コースを決めて活動しました。
宮前保育園の園周辺は自然の恵みに囲まれ、自然の宝の山!
季節花々や大きな樹木、春の昆虫探しも子ども達の探索遊びには最高の環境です。
直接触れる体験もたくさんできます。
毎日、子ども達からの発見や感動が沢山あり思いきり身体を動かし元気に遊ぶ姿が見られました。
そして何より、毎日子ども達がたくさん笑っていたこと、
「楽しかった!」「○○見つけた!「これ○○!」
とかけがえのない笑顔を見せてくれたことが宝です。
保育プログラムの環境教育を存分に取り入れ実践できた期間でした。
それは自然を好きになり、大人になった時に、自然を守る心の基本にもなっていくことでしょう。
今回の対応に関して、現場の先生からも率直な意見が上がりました。
・MK先生
グループでの保育体制は、感染予防として新しい効果的な対策であり、職員一人ひとりが目的を理解し、創意工夫を重ねて実践していました。私自身も目的に沿い、感染予防の観点で子ども達と関わり、他グループから情報を得ながら保育をすることで、新しい環境だからこそ、皆と連携して報告連絡相談を細やかに行いながら現状を把握して行動することの大切さを体験しました。
HK先生
同じ散歩道でも今日と昨日、明日とでは色も見え方も見る物も毎日変わっていきます。子ども達が発見した物をすぐに言葉で伝えてあげられるか、そこからどのように展開するのかを学ぶ事のできた保育体制でした。毎日戸外活動に出かけ、花を観察したら次に日には他にはどんな花があるのか探しに行ったり、虫を発見したら絵本を見て名前を調べたりする事ができ、わからない友達に名前を教えてあげたりと、子ども達同士でも異年齢の交流がさらに深まったとてもよい経験になったと思います。どのような状況にあっても常に計画をして実践をし確認をして改善をするというPDCAサイクルをしっかりと行い、今できる最大限の保育を提供できるように日々学びと努力をしなくてはならないなと改めて感じる事ができました。
FK先生
異年齢保育ということもあり、ベリークラス、ブロッサムクラスの子どもが下の学年の子どもの面倒を見てあげたり、積極的に様々な手伝いをしてくれ、ブランチ以下しかみたことのなかった私にとってはすごく新鮮で、やりやすい保育でした。新しい事は不安が募りますか、そんな中でもスムーズに臨機応変に対応出来るよう今後も保育を行っていく中でそのような力を養いたいなとおもいました。
MN先生
今回、感染症対策でそれぞれの職員がしっかり持ち場で業務をこなしていました。今までにない経験でしたが、今回、新たな保育体制を行い、方法は様々であり、実施できるもんなんだなっと感じました。もちろん、普段とは違って不便さはたくさんありましたが、その中でも普段一緒に保育をすることがなかった保育士と一緒に仕事をすることも出来て新鮮でした。
YD先生
感染症の影響もあり、新しい体制での仕事、私生活を求められています。このような事があり、今までの当たり前の生活を当たり前と思わずに、その場に応じて臨機応変に考えて過ごす一つのきっかけにもなりました。今後はどのような新しい事があっても、やるべき事、出来ること、出来ない事などを考えて動いていこうと思います。
MS先生
コロナ感染予防として保育園でも色々な対策を考え実践している中、保育体制別の活動で給食の提供も変わり少し不安でしたがスムーズに提供できて本当にすごいなと思います。初めてこのような緊急事態な生活になり保育園でも大変な事もありますがどんな状況になってもその場に応じて対応できる宮前保育園は親にとって安心して子供を預けられる場所だと思います。そんな保育園で働いている職員の一人としてどんなシチュエーションでもその場に応じて瞬時に行動できるよう自覚を持っていきたいと感じました。
KF先生
保育体制別保育グループの良さを生かしたい、また戸外遊びを中心に保育計画を立てていますが、戸外でしか味わえない経験を子どもたちに味わってほしい、との思いを持って毎日の保育を行っています。この保育グループで過ごすことで、履き物を揃えたり、いすを入れたり、ということを上の学年をみて下の学年が気付いたり、全学年が戸外において長い散歩にチャレンジすることができています。
YI先生
コロナ感染が続いてるため、集団で生活するコミニュティでは対策が必須となっています。宮前保育園では今までのクラス構成の変更を加え、様々な年齢の子ども達に対応できる体制に切り替わりました。現在の活動では、天気の良い日は散歩に出かけていますが、その際、異年齢の子ども達が多様な発見をしたり、思いや言葉を表情で表現してくれたりするので毎日が新鮮で楽しいです。保護者の方が、お子さんを園に預けて安心して仕事に向かうことができるよう今まで以上に、家庭的な雰囲気を楽しみ散歩では外に咲いているいろいろな花を愛でたり、摘んできた草花で冠を作ったり、草花を図鑑で調べる等新しいことを取り入れ、創意工夫しながら保育を進めたいと思います。
今後も、子ども達の発見、経験、感性を無駄にすることなく、保育を展開して参ります。
そして、新型コロナウイルスの蔓延が、落ち着いてきている今だからこそ、完全なる終息を願い感染予防の基本の手洗いも、子ども達の良い習慣化となるよう努めて参ります。
保育事業部 TE 香月知美
子どもの日
現在、新型コロナウイルスで「STAY HOME」が推進されていますが、家族みんなで楽しめる、子どもの日に楽しんでほしい遊びやクッキングを紹介します。
これらは「お父さんやお母さんと楽しく一緒に作る」ということを目的として親子の時間を一緒に過ごしていただきたいと考え、ご紹介いたします。
【柏もちづくり】
<材料>10個分
上新粉:250ℊ
柏の葉:10枚
あん:約200g
①:耐熱ボウルに上新粉と水350mlを入れてよく混ぜ、ラップをかけ、電子レンジで6分加熱する。水っぽい場合、20秒ずつ追加加熱する。
②:①をへらでほぐし、ラップに落とす。片手でラップの端を持ち、反対の手に布巾を当てて生地をたたむように20~30回ほど練りこむ。
生地をラップで包み、10分ほどさます。※熱いのでやけどに注意してください。
③:あんは、10等分にして丸める。②は10等分にちぎり、6×9cmほどのだ円形に伸ばす。
手のひらに生地をのせ、あんをおいて半分に折り、しっかり閉じる。
④:柏の葉で③を包む。
さて、次はゲーム遊びを紹介します。
<材料>
〇割りばし2本
〇青・赤画用紙1枚
〇はさみ
〇シールまたは色ペン
〇のりまたは両面テープ
①赤・青の画用紙にこいのぼりの絵を描いたり、シールを貼りましょう。
②描いたこいのぼりの線に沿って、切ります。※はさみを使うときは、大人と一緒に使いましょう!
③両面テープやのりで、割りばしに貼って旗を作ります。お好みで両側に仕上げてもOKです。
こいのぼりの旗の完成です。
<遊び方>
①旗を左右に片方ずつ持ちます。
②旗を待っていない人が、「赤あげて」「青あげて」と指示をします。
少しずつ、ペースを上げることで、さらに盛り上がります。
感染症について
今、この時を大切に
何をやっても身になる幼児期
ベリークラス担任の三箇です。
今回は、日々、子どもたちを身近に見ながら感じることをお伝えします。
幼児期の心身の発達はめざましく、あらゆることをどんどん吸収していきます。毎日普通に生活しているだけでも、たくさんのことを吸収していく時期ですから、そこにプラスアルファがあったら?と思うと、何かしなくてはモッタイナイと私は思います。
この時期の子どもの集中力、記憶力は並大抵ではありません。電車の名前やゲーム、アニメのキャラクターを全て覚えている、という子もいます。実際、我が家の息子たちも幼い頃は好きなキャラクターの名前を端から覚えていました。日々の生活や遊びの中に、何か一つでも子どもが興味を持つものを見つけ出すことが出来ればラッキーです。それが知育の要素であればなおさらです。これまでの何倍も幅を広げ、成長していくことが出来るでしょう。
日常の中にはちょっとした工夫によって、子どもの成長に大きく関係するものがたくさんあります。特に5歳児は小学校の準備として今から土台を作っておくことが大切です。よく保護者さんから「習い事はした方が良いですか?」と相談を受けますが、私は「本人が興味を持ったり、好きで行くのなら大賛成!」と言っています。習い事は子どもの興味関心を広げ、得意をつくるチャンスだからです。とはいえ、習い事をしなくても工夫次第で家庭で出来ることもあります。例えば、本をたくさん読むこと、会話を多くして語彙を増やすこと、数への感覚を磨くこと、ブロックや折り紙、パズルなどで図形に興味を持つこと、間違いさがしや点つなぎ、迷路あそびなど、勉強としてではなく、遊びの延長として出来ることがたくさんあります。数については、5切れのリンゴを2つ食べたら何個になるかな?など、クイズのように問題を出すと喜んで答えます。ベリークラスの子どもたちもクイズやなぞなぞが大好きで、少し難しい問題にも積極的に答えています。クイズ等はコミュニケーションのひとつとしても有効なので、親子の遊びとしても取り入れてみてはいかがでしょうか?今はスマホで様々なクイズも簡単に検索出来ます。
毎日、仕事に家事にと時間に終われる日々かと思いますが、ぜひ、お子さんとの限られた時間を少しでも有意義に過ごしていただけたらと思います。